感想は観想に似たり 3rd

アニメ・ゲーム・ライトノベルなどの感想を、趣くままに書き綴ります。

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マルドゥックスクランブル 感想その2

マルドゥック・スクランブル、一気に読み終えました。

本当にあっという間に読めます。それは内容が薄いということではなく、単に早く次が読みたいと言う欲求によるものです。

噂に聞いたとおり、まるまる一巻分もの分量で描かれているカジノシーンはなかなかに読み応えのあるものでしたが、それとは別に私が気に入ったポイントを2点挙げてみます。


・スピード感
映画を見ているようなスピード感です。それも並大抵の映画ではなく、ハリウッドの超一流の(莫大な予算をかけた)アクション映画のそれです。戦闘シーンはこの物語の中で非常に重要な地位を占めていますが、その描かれ方が尋常ではない!私が一巻を読んだ段階でこの作品の虜になった要因は、ひとえにこの圧倒的なスピード感によるものでした。


・詳細な描写
これでもかと言うくらい細密に語られるディテール部分が素晴らしい。街の景観から戦闘シーン、キャラクターの心理(及び思考)状態に至るまで、本当に細かく、かつ無駄なく描かれているところがとても良いです。(ただ、ところどころにある暴力的な描写では、細かいところがちょっときつ過ぎると感じる部分もありますが。)
逆にそれのよさが際立っていたのがやはりカジノシーンです。この間のキャラの思考や心理の描写はとても細かく、それが故にそれぞれのやり取りに(活字にもかかわらず)片時も目が離せないほど釘付けになります。

また上述の戦闘シーンのスピード感を演出する要因の一つにも、この詳細描写が生きています。単に物事の物理的な状況のみを伝えるだけでなく、圧倒的な情報量(特にバロットの頭・皮膚・心の中で行われている「感覚」、詳細な情報分析、感情、思考など)により物語中の単位時間あたりにおける読者側の思考量を増やすことで、絶妙な駆け引きを描くと同時に、局面の移り変わりの速さを感じさせることに成功していると思います。




ほかにもいろんなことが思い出されるんですがぜんぜんまとめることができません・・orz 己の文才の無さにいまさらながら辟易です。とりあえずあとひとつ言いたいことは、ベル・ウィングかっこよすぎ。彼女がいなかったらラストは全く違うものになっていたんではないかと思うくらい、最高の脇役でした。



一部いまいちだと思ったのは、何箇所かにある物事の「在り方」的なことを抽象的に述べ連ねているところです(それはどこですか?)。こういう表現は嫌いではないんですが、書き方が少しくど過ぎるというか、つまり何を言っているのかわからない(己の理解力の無さを作者に押し付けているだけでしたどうもすいません
一瞬間をおきたいがためにあるのだということはわかりますが、必要以上に物語の流れを止めてほしくないなと思いました。


総合評価:☆4.5


これは俄然アニメにも期待してしまいますねー。がっかりさせないでくれーぃ、GONZOさん。
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