感想は観想に似たり 3rd

アニメ・ゲーム・ライトノベルなどの感想を、趣くままに書き綴ります。

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マルドゥック・ヴェロシティー 感想その1(2巻まで)

全3巻を3週連続刊行で発売されましたマルドゥック・ヴェロシティーです。現在2巻の終わりあたりを読んでいる最中です。本当は全部読んでから感想を書きたいのですが、私の足りないオツムでは感じたことを文章にする前に忘れてしまうため、とりあえず過ぎたところから書いていきたいと思います。


●ボイルド
この作品は、前作マルドゥック・スクランブルに至るまでの話ということで、ボイルドが主人公です。あの悲しいまでに人間的な感情が無かったボイルドが、この過去の物語では結構人間味を出しています。むしろ今、一番人間ぽいかも。なんと彼の人生の中でもっとも無意味な存在だと思われた「女性」が、非常に重要なポイントで浮き上がっています。なんせ、こ、こ、子供・・・
人間的、という意味では、09のメンバー、特にウフコックに対する態度は前作を知っている人からすればもうびっくりするくらい人間的です。会話しながら笑っちゃったりしてますし。任務の遂行に対する姿勢は変わっていないけど、それに対するモチベーションの在り処はまったく異なるように感じられます。
とはいいつつ、前作でのボイルドの内面はそれほど詳細には描かれていなかった(と私は思う)のでじゃあ前作はどうだったのと言われると比較する術はないのですが。ただ、その「在り処」に人間とネズミと犬が居るってことは確かなんじゃないでしょうか。


●ウフコック
ウフコックが少しずつ成長していく姿がめちゃめちゃかわいい*^^*
「俺も少しずつ人間の機微が理解できるようになってきただろう」自慢げに言うところがかわいい。
スクランブルの確固たるウフコックとはまるで別人(別ネズミ)です。そして本当に心のそこからボイルドのことを信頼しきっている点が可愛らしくもあり、来るべき決別のときを考えると可哀相でもあるのです。


●作品
文体がだいぶ変わって、/、ー、=などの記号を意味句点(そんな言葉無いけど)的に使用しています。結構慣れるまで読みにくいです。てか、いつまでたっても慣れませんorz


アクションに関しては相変わらずのスピード感ですが、そのことを書き手が意識しすぎたためかちょっと文字数が多い・・・読み難いというか、情報量があまりに多すぎて読んでからシチュエーションを想像するのが非常に大変。ここはバランス+個人差の部分だと思いますが私は前作くらいの方が軽快な感じがして良かったです。あと、結構グロテスクなシーンが多いです。ここは前作よりもかなりパワーアップしていまして、私としては行き過ぎ感を感じます。ちょっと気分が悪くなります。


ストーリーとしてはミステリーテイストが前面に押し出され、だいぶ難解になっています。なので、自分で先を読むだとかそんなことは出来もせず、ただ一方的に怒涛のように押し寄せる文字情報に身を任せる・・・といった読み方になりつつあります。



なんかぜんぜん良いこと書いていないけど、面白いです。というより、目が離せません。早く三巻を読みたいけど電車に乗る時間が一日30分なのであまり進みません。
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