感想は観想に似たり 3rd

アニメ・ゲーム・ライトノベルなどの感想を、趣くままに書き綴ります。

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ブレイブストーリー 感想

物語としては分かりやすく違和感はありませんでしたが、「適当に」まとまっていて、ガツンとくる作品ではありません。とはいっても子供と一緒に楽しむ娯楽映画としてはそれなりによく出来ているんではないでしょうか。ただしあんなに大々的に広告を打つほどの作品では無いと思いましたがその辺りはマーケティングとか大人の事情とかってやつなんでしょうね、きっと。

メッセージとしてはクライマックスにワタルの口から語られる台詞に集約されています。それ自体は悪いことではないし、この点ではまさに子供向け(かつ現実的)なメッセージだなという感じですが、ラストシーンがその言葉を全て台無しにしているように思えてなりません。最後、現世に戻ってきてからアヤとミツルが出てくるのはなぜなのよー今までの冒険は何だったのよー。そしてワタルのお父さんは戻ってこないまま。。。そんな理不尽な。ミツルが魔族をビジョンに放ってそれを救ったのはワタルなのにー。結局得をするのは他人の迷惑顧みず私利私欲に奔った者ってことですか。


原作は知りませんが、おそらくワタルがビジョンに移ってからの冒険の日々が事細かに描かれていることと想像します。でなければワタルがビジョンに対してあそこまで愛着を持った理由が理解できないから。この作品の中では端折られまくっているっぽい描写でしたが、本当に重要なのはそういうところなんですよね。これが50話もののアニメだったらそういうところをしっかり描けるんでしょうけど、まあ映画だから仕方ないか。(そういうところをしっかり描いてくれて、クライマックスに納得性を持たせてくれたのがエウレカセブンでした。)


CMで泣きながら見ている人の映像が出ていましたが、どこで泣けるんでしょうか。私は相当涙もろいですが(正月早々漫画の「はじめの一歩」で梅沢君が一歩の家を出て行くところを読んで一人で泣いていましたし。)この作品では泣けるほど感情移入は出来ませんでしたね。大人がお金を払って映画館に見に行く作品ではないと思います。

「子供向け」と割り切ってやっと☆2です。
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