感想は観想に似たり 3rd

アニメ・ゲーム・ライトノベルなどの感想を、趣くままに書き綴ります。

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ベクシル 2077年 日本鎖国  感想

ちょうど一年ほど前に公開されたCGアニメーション映画の作品です。
絵的になんとなく似ていると思ったら、監督の曽利氏はアップルシードのプロデューサなんですね。3DフルCGアニメ系としては相変わらずきれいですが、アップルシードを見たときほどの感動はありません。いや、慣れって本当に怖いわぁ。


ストーリー的な観点から見ると、非常にオーソドックスなSFという感じがして、CGバリバリの絵ともマッチングがよく、うまい具合に仕上がっていると思います。ただ、じゃあ面白かったかといわれると、正直「うーん」と答えてしまう要素を感じてしまいました。

以下少し記述してみます。


●舞台
物理的にも情報的にも完全鎖国した近未来の日本が舞台です。資源はどうしていたのだろう、という疑問はさておき、なかなか非現実感たっぷりながらもシチュエーションとしては面白いと思います。そして鎖国下の日本がどうなっているかということをぎりぎりまで明かさずに・・・開けてびっくり玉手箱!「えーー!これが日本ですか?!」と。この辺の持って行き方は視聴者の興味を上手く惹きつけられており、手法としてオーソドックスとはいえ、とても好感が持てます。


●キャラクター
主人公であるベクシル自身には、どちらかというと考えるより走り出すタイプという設定はあるものの、はっきり言って大したキャラクター設定は無いです(爆)むしろその恋人であるレオンのほうが、本編に絡む過去があり重要な役割を果たすことになります。まあ週刊物のアニメではないので濃いキャラクターにする必要も無いと言えば無いのですがね。どちらかといえば悪役であるサイトウのほうが面白みがあります。いろいろと。


●ストーリー
最大の敗因(!)はここですね。本筋は、自己陶酔型の悪者が日本を食い物にし、それを主人公が日本の反抗勢力と協力して退治する、という単純なお話です。鎖国後の日本がどうなっているかというところに全注意が傾けられる形となるので、逆にストーリー的なギミックは何も無く非常にわかりやすい話で、個人的にはここをもう少しひねったほうが良かったのではないかと思います。シチュエーションの面白さと絵的な美しさに全てを費やされてしまった感じがします。見ている方としては確かにそれらも大切ですが、ストーリーこそ物語を鑑賞する上での肝ですから、この辺りにもっと力を入れるべきだったと思います。たとえば攻殻機動隊SSSなんかと比較すると、圧倒的にストーリーのクオリティが劣っているように感じてしまいます(もちろん個人差も大きいと思いますが)。


公開中は非常に興味があって、めったに行かない映画館に見に行こうかとも考えた作品でしたが、行かなくて正解だったような気がします--;


ということで、☆2です。


ベクシル 2077 日本鎖国【Blu-rayDisc Video】
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エヴァンゲリオン 新劇場版 序

結局のところ、TV版の前半をダイジェストにしてリメークしたと。新ラミエルはちょっとかっこ良かったですが、それ以外にたいした見所も無く。そしてまさにアニメ版と見まごうがごとき次回予告。劇場版で次回予告って・・・どういうことよ。
これを何ぼかのお金を払って見るって言うのは・・・意味がわかりません。といいつつおそらく次が出たら見ると思いますけど(もちろんDVDでね)。
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コピペ文化の是非 クローズアップ現代より

普段あまりテレビは見ないのですが、たまたま見かけた番組について久々に思うところがあったので少し書いてみます。

番組は9/1のNHKクローズアップ現代で、その日のテーマは、PC上で安易に行われるコピーアンドペースト(以下コピペ)について、その使われ方と問題点に対する考察です。主旨としては、コピペは便利だけど使い方を誤ると人間自身が持つ力(創造力、考える力など)を退化させてしまうから気をつけましょう、という内容でした。

コピペの使われ方としていくつかの事例が紹介されていましたが、その中のひとつに、web上で小中学生向けの読書感想文の雛形をアップしているフリーライターが紹介されていました。彼曰く、貴重な夏休みの時間を無駄なことに費やしてほしくない、今しか出来ないことをやってほしい、だそうです。で、小中学生からの感謝メールをもらって喜んでいると。

なんと浅はかな…この話を聞いた時は正直愕然としました。大人もついにここまで堕ちたかと。

読書感想文自体にどれだけの意味があるかという議論も確かにあると思いますが、私は感じたことを文章に起こす訓練だと思っています。極端な話、それは別に読書である必要は無くて、夏休みの体験だったり、それこそ映画やビデオの感想だって良いと私は思います(私自身、このようなブログを細々ながら続けている意味の中には、上記訓練的な意味合いも多分に含まれていますので)。ただ、それを面倒だからという理由でコピペで終わらせてしまったら、自分の言葉を文章化するという数少ない機会を失うことになるわけです。その結果、自分で考えることが出来なくて文章が書けない若者が増えたり、ひいては選挙がただの人気投票になったり、旨くも無いラーメン屋に列が出来たりするわけですよ。


読書感想文が無駄だという人は、学校の勉強が全て無駄であるといっているのとほぼ同義だと私は思います。個人的には、むしろ他のどの勉強より実は社会に出て役に立つのではないだろうかと思っているくらいです。

確かに子供にとっては時間はかかるし面倒だし、そもそも好きでもない本を読んで好きでもない感想を書くなんてことは、一部の読書好きを除いて苦痛以外の何者でもありません。私自身、泣きながら感想文を書いた思い出もあります。ただ、それが今になって役に立っているというか、何かのきっかけになっていると感じることがあるのは事実です。学校の勉強もそうですが、それをやっている時にその意味を理解して取り組んでいる人などほとんどいないでしょう。それでも強制的にやらされることで、少なくともそれを実際に経験することになります。そしてその経験が、将来何かの役に立てば、それで結果オーライなのではないでしょうか。


それを無駄だから、といってわけのわからない大人が雛形を作ってコピーさせていると。頭悪い大人が頭悪い子供を作り出している典型的な例ですなぁ。

コピペそのものは物事を進める上で効率的ですし、うまく活用すればいいと思いますが、この場合、それこそ大学生がレポートをコピペで出すのとはわけが違います。初等教育において文章を書く機会を奪うという行為は、罪ですらあります。


ということで、いつになくいつもと違う方向に熱くなってしまいましたが、感想文の雛形なんて愚かしいことは即刻やめるべきだと思いますね。職場でもいますよ、コピペでその場しのぎの資料は作れるけど、自分の言葉で説明できない、または突っ込まれるとコピペなので・・って言い訳するやつ。そんな人間が増えていくのは禿げしく遠慮願いたいものです。
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